たわめく

by 杏仁

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credits

released August 5, 2016

music,illust:杏仁
vocal:MAYU(VOCALOID)

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about

杏仁 Aichi Prefecture, Japan

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Track Name: 水槽クイーン
彼女の為に争いをやめて、と
言い合う争い
沈む半導体、片手にはピストル
諦めるのを諦めた

バベルの塔が見下ろしている
それは崇高で
淘汰のアルゴリズム
進めニヒリスト
世界のラジオが途切れた

ハローハローここは水槽で
なにも出来ないな
きみの浮かぶ姿だけが
ただ滲んでは消えてくよ

キミハヒトリジャナイ
ふとした刹那に機械がつぶやく
誰でも吐き出せるそんな言葉に
いまになって触れていた

ここは宇宙みたいだね、と
きみは言ったけど
わたしにはもう見えないよ
イノベーションの争いさ

ハローハローここは水槽で
彼女は泣いている
マグマもクラゲもアポロも
わたしたちを睨んでいた

ここは宇宙みたいだね、と
きみを抱きしめた

ハローハローここは水槽で
Track Name: 春首を巻いたような
首を巻いたんだ
そして首を絞めたんだ
「苦しくもない」というから
わりと上等だ

きみは抱いて欲しいと
わたしも抱きしめて想う
体温は、いつか失って
冷めてしまうんだよと

きみを傷つけた社会を
許している自分が許せなかった
それさえ押し殺して歩いた、
歩いた、歩いた、歩いた。

首を巻いたんだ
そして首を絞めたんだ
「苦しくもない」というから
わりと上等だ

お茶の間のテレビで
サプリのCMが流れて
ちょっとだけ目を向けたきみに
すこしだけ心配になったけど

きみを傷つけた社会に
わたしも同じように生きていて
なにかと押し殺して歩いた、
歩いた、歩いた、歩いた。

首を巻いたんだ
そして首を絞めたんだ
「苦しくもない」というから
わりと上等だ

きみを傷つけた社会に
わたしも同じように生きていて
なにかと押し殺して殺した、
殺した、殺した、殺した。

きづけばきみは息を荒げて
わたしにありがとうって笑ったよ
社会貢献もクソもないよ
縁起でもないよ
Track Name: 本屋の行方
本屋へ行きたい
欲しい本あるかな
本屋はどこへいった?
銀座線は飛んだ

本屋へ行くはずが
人の足ばかり往き交って
空の色がよくわからない
バスが目の前を発車した

底のないサイフ抱えて
3番線をただよう
馴染みの街へ行くつもりが
未踏の地に阻まれた

どこへ行こうかなんて
いまさら手を引かないで
どこへ行こうかなんて
こんな機械的な車窓のなかで

本屋へ行きたい
欲しい本あるかな
本屋はどこへいった?
銀座線は飛んだ

カレー屋さん寄って
哲学書を取り出した
腹ごしらえだけなのに
やたらめったら辛い

汗のせいか
涙のせいか
余計文字列の意味がわからない
Track Name: アパートノート
猫が鳴いた
そろそろお盛んの季節かな
紙パック飲んで寝ると
猫の幻聴で眠れなくなった

日々の堕落がいけないと
ぼんやりシミのついた布団と
やがて天井を眺めた
「自分を変えたい、なぁ」

日記をつけようと
思って突発的にドアを出たけれど
やっぱりやめた
いつか自分を壊しそうで

自分を壊すのは
いつも過去の自分だった
このアパートに住んで数年経つ
景色は綺麗だけど恵まれてる?

期待しないで、用意はして
いつかいなくなってしまう前に
いつか日記を書くとしたら
それは遺書になるだろう

そう言って書けなくなった
買わなくなった日記帳のかわりに
手首を切りました
なにかを積み重ねるために

叫ぶ場所が欲しかった
日記帳が目に付くたび立ち止まる
それでもわたしは今日も
しあわせになれなかった

しあわせってなんだっけ?
それさえ考えるのをやめた
しあわせなんて存在しなくていい
紙パック飲んで掃除して寝た
Track Name: 緒に就くメデイア
頭繋がれて
心どこにある
もしかして消えた
涎を垂らした

きみ、きみは透明
緒に就くメデイア
堕ちてく人々
淡いフィロソフィア

わたしの宿命は
この手の中にある
氷の世界だ
この手の中にある

誰のせいだとか
きっと無かったの
けど恨んでるよ
わたしの存在を

わたしの宿命は
きっと崖っぷちさ
わたしの宿命は
この手の中にある

死絶えた人々
まだわたしを睨む
けど繋がれてる
私も憎んでる

頭繋がれて
心どこにある
もしかして消えた
涎を垂らした

きみ、きみは透明
緒に就くメデイア
堕ちてく人々
淡いフィロソフィア
Track Name: 空のバイオ
ひこうき雲
ふくらんで、さかなみたい

あんな透明なせかいに
爆撃機が飛んでいたなんて

嘘みたいだといって
壊れた嘘つきメーカー抱え

嘘だといって、と願ったんだ
きみだってせかいだって

わたしだって

ひこうき雲
ふくらんで、さかなみたい

空のバイオはどこへやら
誰も見向きもしなくなった

さみしそうな空のバイオ

そうでもなさそうな空のバイオ

聞かれて困った大人たちの顔
飛行船の下で生活するわたしたち

まぁいつも通りでいい
いつも通りでいいよ